まず査定士がチェックする基本情報
車を査定してもらう時に査定士がまずチェックする項目は、年式や車種など車の基本情報です。中古車の値段は年式や車種によってある程度相場が決まっているので、こうした基本情報を元にその車の土台となる値段を決めていきます。車検証などの書類に記載されている基本項目でおおまかな値段を決めてから、走行距離などの情報をチェックしていきます。
走行距離は車の年間総距離の平均値から近いか遠いかで、プラス査定になるのかマイナス査定になるのかが変わり非常に重要な項目といえます。年間の走行距離としては8,000~10,000キロが平均値とされており、その平均値に近いほうが査定では有利となります。
一般的には走行距離が少ないほうが高額査定になるといわれますが、必ずしもそうではありません。ある程度年式の古い車で走行距離が極端に少ない場合は、マイナスポイントとなってしまう可能性が高いです。機械である車は適度に動かさないと逆に調子が悪くなり、故障しやすくなってしまうので注意が必要です。
他にはスペアキーやスペアタイヤ、発煙筒などの基本装備が揃っているかといった事も基本項目のうちに入ります。車の取り扱い説明書や整備記録簿といった書類関係も、持っているのであれば査定士に見せたほうがプラス査定に繋がる可能性があります。
これらの基本項目は実際に査定士が見る前に電話などで確認される事もある項目なので、査定の申し込みをする段階でチェックしておくとその後の査定もスムーズです。
査定士が目視でチェックする項目とポイント
車の外装を見る時のチェックポイント
まず査定士が確認するのはボディーカラーです。ボディーカラーは車の査定額を大きく左右する項目で、査定士が必ずチェックする項目となります。査定士はその車を買い取って売る事を目的とするので、一般的に人気が高いホワイトやブラック系の落ち着いた色が買い手もつきやすくプラスになりやすいとされます。
最近では様々なカラーの車が登場していますが、赤や黄色といった原色カラーの車は好みがわかれてしまう為、査定時にはプラスになりにくいのです。次に見るのはキズやへこみの確認で、キズの大きさやへこみの深さによって減点数が決まっている業者もあり念入りにチェックをする項目となっています。
ランプやアンテナについたキズまで細かくチェックされるので、キズやへこみの種類によっては大きく減点されてしまうポイントです。更に塗装の劣化状態も重要で、色あせの具合なども細かくチェックしていきます。そして車体の傾きがないか、窓やドアミラーの動作確認など様々な角度からチェックしていきます。
車の内装を見る時のチェックポイント
内装はルーム全体の状態や色あせ・シミの有無、ニオイなどをチェックしていきます。車を高値で売却したいなら、ふき取れる汚れに関しては査定士が来る前に取っておいたほうが印象は良くなります。
車内のニオイに関しては、特にタバコやペットのニオイが染みついてしまった車はニオイが落ちにくく中古車を購入するユーザーも避ける傾向にあるので減点ポイントだといえます。まだ売る気はなくても売る時は買取店で売却したいと考えている場合は、普段乗っている時からこれらのニオイがつかないように注意しておくのが良いでしょう。
査定士は内装をチェックする時にオーディオやナビなども一緒にチェックします。もしそれらの機器でセールスポイントがあれば、この時に査定士に伝えておく事をおすすめします。
エンジン周辺の内部のチェックポイント
エンジン周りは車の心臓部といっていい程重要な部分なので、査定士も慎重にチェックするポイントです。劣化具合やエンジンから異音がしないかといった基本的な項目からチェックしていきます。
エンジンオイルの状態についても厳しくチェックします。エンジンオイルの状態からある程度車のメンテナンス状態を知る事もできるので、重要なチェックポイントとなるのです。更に改造してあるパーツや修復して交換してあるパーツの有無もこの時にチェックする為、そうしたパーツがある場合は事前に申告しておいたほうが良いでしょう。
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