車を売るときは下取りでなく、車の買取業者に査定してもらいましょう。
車を売る時というのは、新しい車を購入する時ばかりとは限りません。人によって車を売る理由は様々ですね。
いま手持ちの愛車を現金に替えるという場合も、新しい車を購入するため下取りに出すにしても車専門の買取業者に一度査定してもらうと下取り価格の参考にもなりますし、新車の値引き額と下取額を足しても買取の方が高いということもしばしばあります。
車の査定額が決まる要因
車の査定額は下記の要因を総合的に判断して決定します。
- 車の車種、年式、走行距離
- 整備されているか、外装の傷なども
- 世間のニーズ
- 市場相場
- その買取店がその車種の販売経路を持っていて、その車が欲しいかどうか
- 買取店の利益額の大小
簡単に説明すると、査定する担当者は「この車なら最終的に○○円で売れる、整備のやり直しに○○円かかっても、○○円くらいの利益が出せるから、○○円までなら買い取ってもいい」という具合です(利益額をいくらにするかで買取金額が決まりますね)。
買取の査定は複数社に依頼しましょう。
下記の査定額を上げるコツで詳しく説明しますが、いまは車の一括査定サイトなどがありフォームに車種、年式、走行距離等を記載して送信するだけで、10社近くの買取店から簡単な査定がメールで届くシステムがあります。
あなたの車は5万円~20万円という感じで、買取店によってかなり幅を持たせた形で査定額のメールが来ます。その中で、極端に査定の安いところはその車の販売経路がなく、その車に魅力を感じていないので、査定業者からはずすという見分け方ができます。そうやって、一番高く買ってくれそうな会社3~5社に絞りましょう。
車の査定額を上げるコツ
車の査定を少しでも高くするコツというものがあります。
ネットで検索しただけでもかなりの数がヒットしますが、中には査定する側の業者が発信している情報も多く、どれを信じたら本当に高く売れるのか見当もつきません。
例えば、「査定に出す前に車は洗車してワックスがけしておきましょう」などというのは業者側発信の情報である可能性があります。
ワックスがけすることで、ボディの小傷が消えるから査定が高くなると理由づけされていますが、それ以上に大きな傷や、光の反射を利用して目立たない凹みを発見しやすいという業者側のメリットが大きいのです。
車売却の要点は4つ
売却に必要な書類は全て揃えておく
必要書類を揃えておくことで、金額さえ納得すれば売却するという意志を伝えるためです。
中には、「自分の愛車がどの程度の価格なのか知りたいだけ」という人もいるようで、実際に査定の担当者に書類を見せることで査定のスピードと担当者のヤル気が格段に変わります。結果、買取金額がアップする可能性があります。
査定は複数社に査定してもらう
これは、複数社に査定してもらうことで、競合させるためです。買取業者もこんなことは日常茶飯事ですから、慣れています。逆に一社しか査定依頼していないと「いいカモ」とみなされるかもしれません。買取価格を業者の間で競合させることが大切です。
価格交渉を必ず行う
全社の査定額が出揃ったら、A社は○○円でしたが、御社はどうですか?と価格交渉をしましょう。それを繰り返し行い、5千円未満での上乗せ額になってきた辺りが見極め処です。間違っても最初に査定に来た買取業者に売ってはダメです。「いま売ってくれれば○○円上乗せしますよ。」なんて言ってくる可能性がありますが、かならず全ての買取業者に査定を出してもらってから交渉してください。
査定日は曇りの日を選ぶ
晴れた日や雨の日はボディに光が反射しやすく、目立たない凹みや修理後の塗装面の違いなどを見つけやすくなります。
また、雨の日は心理的に「雨の日にわざわざ買取業者に来てもらった」という負い目が働き、価格交渉前に査定担当者に主導権を握られて、「この車の買取り額は○○万円が限界です・・・」などと、上手く丸め込まれてしまうケースも少なくありません。たとえ雨や雪の中に買取業者に来てもらったとしても、相手は仕事で日常茶飯事です。決して負い目など感じないで価格交渉してください。
主導権は、あなたにあることを忘れずに。
このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。