車を売る前にパンクしてしまった時の対処法
スペアタイヤに履き替える
数週間後に車を売却しようと考えていたら、タイヤがパンクしていたなんてトラブルが起きることもあります。そんな時は、スペアタイヤに履き替えるのが先決です。ただし、スペアタイヤはあくまで応急用であり、長期間の使用を想定されていないので、タイヤのサイズ的にもかなり性能が不足しているものが多いです。
また、スペアタイヤは長年使っていないと空気圧が低下している可能性もあるため、十分に注意をして履き替えるようにしましょう。車の取扱説明書をよく読んで、前に装着するのか、後ろに装着するかも事前に確認が必要です。
なお、スペアタイヤを履いたままでも、車は売却することができます。しかしながら、パンクが発生した時は、可能な限りスペアタイヤで走行するのは避けるようにするべきです。
パンク修理剤で直す
ネジなどがタイヤのトレッド面に刺さった状態のパンクであれば、DIYでもパンク修理を行うことができます。カー用品店にもパンク修理キットが売られており、多少の手間はかかりますが、サイドウォールにダメージがなければ、安全上問題がないレベルまで修復することができます。
車の売却までにある一定の期間があるときや、スペアタイヤ装着車でない場合は、こうしたパンク修理剤や車に標準装備されているパンク修理キットで安価に処置をすることができるのです。
中古タイヤに交換する
中古タイヤに1本だけ履き替えるというのも安全面ではおすすめの方法です。中古タイヤは、新品タイヤと比べれば安く売られていますので、慌ててタイヤショップに駆け込むよりも、まずはスペアタイヤに履き替えて、ネットなどで安い中古タイヤを探して履き替えたほうが、コストを抑えることができます。
まずは、車検証などの書類で型式を確認して正確なタイヤサイズを把握することが重要です。可能であれば同じ銘柄に履き替えるのがベストですが、短期間の仕様であればメーカーやブランドが違っても走行には大きく影響しません。
格安アジアンタイヤに交換する
最近では、通販でアジアンタイヤが安く売られています。基本的には通販のみとなるので、タイヤを交換してくれるお店に事前に了解を取れば、自宅ではなくお店に直接配達してもらい、後日車をそのお店に持ち込むといったことも可能です。性能は国産有名メーカーには及びませんが、短期間の仕様であれば十分すぎるほどの品質が確保されています。
その他の小さな不具合の対処法
ヘッドライト切れはDIYで修理可能
ヘッドライトが切れた場合、すぐにバルブを新品に交換するべきです。車を数週間後に売るからといって、そのままにしておくと、保安基準を満たさない違法状態となります。夜間にヘッドライト切れの状態で走行するのは大変危険な状態です。なお、車のロービームとハイビームは別々のバルブで構成されていますので、どちらかが切れても、もう片方は点灯します。
よって、走行中にロービームが切れたときは、ハイビームに切り替えて一時的に走行するということも考えるべきです。また、ヘッドライトのバルブは、比較的安くカー用品店で売られているので、車検証などの書類を準備して適合さえ確認すれば、ユーザーでも自分で交換が可能です。
クーラント漏れは漏れ止め剤での対処が可能
クーラント(冷却水)が漏れている場合には、あくまで応急処置的な対応ですが、漏れ止め剤を使用することも可能です。漏れ止め剤は、漏れている穴を埋めるための小さなファイバー繊維が混ぜられている液体のことです。
そのまま放置すると、クーラント不足に陥り、オーバーヒートが発生して、最悪の場合エンジンに重大な損傷を与える可能性があります。いずれにしてもクーラントが適正な量を保てるように処置を施すのが絶対条件となります。
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